公認会計士試験直前期の過ごし方
公認会計士試験の直前期(1ケ月前〜3ケ月前)においては、学習のスタイルをそれまでとは変えていくことが必要です。
なお、短答式試験の直前期においては、一定期間は短答式試験に特化した勉強をするべきでしょう。
使う知識は同じといえども、短答式試験はマークシート方式なので、ある程度のそれに対応した試験テクニックがあるからです。
直前期の勉強方法
短答式、論文式ともに直前期の勉強方法で一番重要なことは、
「新しい事をやらない。」
ことです。
直前期までに学習していなかった論点は、すなわち重要度の低い些末の論点です。
そこに手をつけることは、重要な論点の記憶が薄れたり、試験本番でスルーすべき難易度の高い問題をスルーできなくなる可能性が出たりと、デメリットしかありません。
次に重要なことは、
「試験の全範囲に目を通す。」
ことです。
短答式であれば、科目が少ないので毎日、全科目をまわすことを心掛け、論文式であってもなるべく高速回転で全科目の論点を確認しましょう。
具体的に使うツールは学習の進行状況により、テキストのみ、答練のみなど人によりさまざまですが、合格者の場合、全範囲を2~4回転する方が多いです。
超直前期(1週間〜10日前)の過ごし方
まさに試験目前の超直前期においては、直前期の学習を続けつつも、「体調管理」にも細心の注意を払うべきです。
試験に合格できる実力があっても、それを試験当日に発揮できなければなんの意味もありません。
規則正しい生活をおくり、食事にも気をつけ(生ものや刺激物などは避ける。)、十分な睡眠時間(7〜8時間)を取って万全の体調を維持しましょう。
最後は強いメンタル
必要十分な知識と万全の体調の他に合格への最後の1ピースは、自分への自信を強く持つことです。
思いこみでもいいので、「自分は必ず受かる!」と自らに言い聞かせて合格を勝ち取りましょう。